2Dと3Dが融合した驚異的に美しいピクセルアートの世界。ポスト・サイバーパンク・アドベンチャー「The Last Night」は2018年内リリース予定。

本作「The Last Night」は、ロンドンのインディーデベロッパー「Odd Tales」が開発を進める、ポスト・サイバーパンク世界を舞台にしたシネマティックアドベンチャーゲームです。

特筆すべきは、やはりその美しいピクセルアートで構築された極彩色で濃密な世界観。
ひとたびトレイラーを観れば、その衝撃的とも言える独特なグラフィックの世界観に強烈に引き込まれることでしょう。
美しいピクセルアートが印象的なゲームと言えば個人的には真っ先に「Owlboy」や「Hyper Light Drifter」などを思い浮かべますが、本作「The Last Night」のグラフィックはそれらとは全く異質です。
デベロッパーである「Odd Tales」のグラフィックに対する技術的なこだわりは並々ならぬものがありそうですが、残念ながら筆者にはそちらの方面の知識が無く、技術的な面からの理解や評価ができませんが、ただ、そういった人間からしても、理屈抜きで惹き付けられる強烈なパワーを持った作品であることは間違いありません。

さらに本作は、ストーリー面もなかなか凝った設定が作り込まれているようで、そのあたりはこの作品の世界観を“サイバーパンク”よりもさらに退廃的なイメージの“ポスト・サイバーパンク”と位置付けているところからも如実に分かります。
コンピューターが人々の人生そのものを管理している未来世界。そこから漏れたはみ出し者の二級市民にカテゴライズされている主人公のチャーリーが、自らの意志で考え、行動し、様々な困難な出来事を乗り越えてゆくというストーリー。
公式ページでは、SFスリラー要素の含むアドベンチャーゲームになるとのことで、果たしてどんな魅力あるシナリオが用意されているのか、期待はさらに膨らむばかりです。

現在すでにSteamにてストアページが公開されており、日本語対応もなされる予定となっています。
対応プラットフォームはPC(Steam)/Xbox Oneで、現時点では2018年内のリリースを予定されているようですが、リリース日に関しての公式からの言及がここしばらく無い状況のようで少々心配ですね。